Hレッサー&サンズ / H.Lesser & Sons
チャールズ皇太子も愛した 英国最高級生地
ゼニアやスキャバル、ドーメルなど、世界中のVIPを顧客に抱えるブランドはたくさんありますが、VIP自らロンドンのテーラーまで出向き、本当に自分でお金を払って買いたいと思う生地といえばこのHレッサーをおいて他にはありません。コマーシャライズされたブランドは、もちろん見栄えも品質もすばらしいのですが、このHレッサーはそれらを超越する気品と、本物だけがもつ特別なアイデンティティが宿っています。
本来英国紳士の着こなしは、華美な装飾を好まず、靴やかばんもブラックのシンプルなデザインを基本とします。自ずとスーツも、最近はやりの極細番手で織られた艶々な生地ではなく、このHレッサーのように良質なウールでしっかりと織られたベーシックな色柄が好まれます。Hレッサーは広告をほとんどしないため、日本での知名度はあまり高くはありませんが、本場イギリスでは選ばれたテーラーのみが取り扱うことが許される、テーラーの格を表すアイコンとも言われています。愛用者にはチャールズ皇太子をはじめ、世界の王侯貴族が名をつらね、まさに英国最高峰にふさわしい生地ブランドといえるでしょう。
Hレッサー&サンズ サンプルイメージ
※下記はHレッサー コレクションのほんの一部のご紹介です。実際はもっとたくさんの種類があります。
ライトウェイト 8/9/11/12ozs
別名サヴィルロウ番手とも呼ばれる52番手双糸をタテヨコに使用し、240g~というライトウェイトに仕上げられた春夏向けの生地です。ちなみに52番手とはSuper~で表記される原毛の太さではなく糸の番手をあらわし、堅牢でシワにもなりにくく最も扱いやすい番手と言われています。有名な仕上げ法「ウェストエンドフィニッシュ」によるクリスピーで独特な風合いは、ブリティッシュスーツの特徴である美しいドレープラインを生み出します。
ミディアムウェイト 13ozs
これまたサヴィルロウ番手である52番手双糸をタテヨコに使用し、13オンス(400g)というしっかりとした打ち込みで仕上げられたこの生地は、古き良き伝統と格式を重んじるサヴィルロウのテーラーでもっともよく使われる生地と言われています。ゼニアのトラベラーはシワになりにくい生地として知られていますが、この生地の堅牢さはその比ではありません。実用性から生み出される機能美こそが本当の美しさであり紳士がまとうべき装いである。本物を知る人にぜひ着て欲しい逸品です。
スーパー120&カシミヤ 9.5/10ozs
伝統を重んじるサヴィルロウでも変革にまったく否定的なわけではありません。近年の流行である細番手や柔なかなタッチの生地を求める顧客に対し、Hレッサーの出した答えがこのSuper120's&Cashmereです。実用性を損なわない程度に細い原毛を使用し、さらにカシミヤをブレンドすることで艶と肌触りを両立させ顧客のニーズに応えました。しかし打ち込みは従来通りしっかりとさせることで堅牢性も担保するという、伝統と革新を上手く融合させたまさにHレッサーらしい商品です。
ゴールデンベール 7.5/8/11/13ozs
H.レッサーの象徴ともいえるのがこのゴールデンベールです。1年間にごく少量しか採取できない極上の原毛をオーストラリアの優良原毛生産者から直接買い上げ、ハダスフィールドの名門ミルで特別に織り上げさせています。別名「ラムズ・ハダスフィールド・ゴールデンベール」とも呼ばれるこの生地は肌に吸い付くような素晴らしい着心地を生み出すのが特徴で英国生地の代表作として今も内外で羨望を集めています。
※記載されている情報は執筆・撮影当時のものです。タグのデザインや品質など現在販売中のものとは内容が異なる場合があります。また一部廃盤になっていたり、シーズンによって取り扱いのない場合があります。当ページはブランドを紹介する目的で作られています。画像に写っているスーツやシャツ、ジャケットその他のアイテムはメーカー提供のものであり、当社で制作したものではない場合があります。あらかじめご了承ください。