オーダーでスーツを作るのと、既製品とは何が違のか?

ここでは目に見えない部分から、なるほどと思えることまで、いろいろな角度から既製品との違う点を簡単に説明しています。納得すればするほどオーダースーツの良さがわかってくると思いますので、お時間の許す限りゆっくりとご一読いただき、もしご納得いただければぜひ一度お気軽にオーダースーツにチャレンジしてみてください。

世界で一着の服

「ナンバ~ワンじゃなくてオンリ~ワン」と言う歌がずいぶん昔に流行りましたが、オーダースーツはまさにあなたにとってオンリーワンの洋服です。今まさに大量生産された同じ洋服を何人もの人が着る時代から、個人のアイデンティティーを重視したまさに十人十色の時代へと変わろうとしています。オーダースーツはまさにオンリーワンの服。あなたの個性を生かした最適なスーツを見つけられるのがオーダースーツの魅力のひとつです。

サイズ、デザイン、色柄が自由自在

「デザインは気に入ったけどサイズがない。」
「上着は小さいサイズでいいけど パンツのサイズは大きい方がいいのに・・・」
既製品を買う際にこんな思いをしたことはありませんか?オーダーなら生地から選んで、一着ずつ縫製するいわゆる”受注生産”ですから、当然色柄や、デザイン、サイズは自由自在です。お気に入りの生地とデザイン、自分専用に採寸されたサイズで注文し、できあがるまでドキドキワクワクしながら待つ。これもオーダースーツの醍醐味のひとつです。

あとからサイズ調整もしやすく永く着られる

意外とオーダーを特集した雑誌などでも、あまり紹介されていないのですが、実はオーダーと既製品の違いに、"サイズ調整の自由度の違い"もあるのです。多くの既製品は、できる限りコストを下げるため使用する生地の量を1cmでも少なくしようと、縫い代を極限まで少なくして作られているのですが、例えばウエスト修理をしようとした場合、当然縫い代が足りなくて修理できないといったこともあります。その点オーダーでは、後々のことも考えて作られているためウェスト修理に限らず、複数箇所において後からでも十分修理可能なのです。(とはいえ太らない方がいいですが・・・)

既成品にはありえないフィット感

日本で作られる既製品は、日本人の平均的な体形データを元に作られていますが、平均的な体形の人はいったいどれくらいの割合でいるのでしょうか?一般的に既製品でピッタリサイズが合うのは10人に一人くらいだと言われています。つまり9人の人はなんらかのサイズが合っていないスーツを着ているということになります。一度オーダースーツを着始めると、そのフィット感が忘れられなくなるほど、その着心地は既製品と大きく異なります。それほどにオーダーと既成品との差は大きいのです。

オーダーメイドだとなぜ体にフィットするのか?

オーダースーツだとなぜ体にフィットするのか?それはもちろんお客様のサイズや体形に合わせてスーツを作るからということもあるのですが、縫製技術もその理由の一つにあげられます。人間の体はほとんどの部分が平面ではありません。体型にあわせて膨らんだりへこんだりしています。2枚の紙を張り合わせることを想像してみてください。カーブを付けるためには、切れ込みを入れたり曲げたりする必要があります。これをもっと複雑にしたのがいわゆる立体裁断です。立体裁断された生地を平面に置いた状態でミシンで縫うことは容易ではありません。そこに技術の差が現れてくるのですが、既製品のほとんどが、この立体裁断技術があまいためできあがった後の着用感(フィット感)に差が出てくるのです。


以上簡単にオーダースーツについて説明してみましたが、うまく伝わりましたでしょうか?でも、文章で読むよりも一度とにかくオーダーを体験してみてください。まさに百聞は一見にしかずです。ご来店を心からお待ちいたしております。